【保存版】地獄のVBAはもういらない!AIでExcel業務が「消滅」した夜の記録

AIがExcelマクロを自動生成し業務を効率化する様子を表すイメージ画像。AIとExcel画面が融合し、ビジネスパーソンが自動化された作業で時間と労力を節約している。
AIとExcelが融合し業務が自動化される未来のオフィス風景AIが複雑なマクロを生成しビジネスパーソンは創造的な作業に集中している様子を描く

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序章:Excel作業が「勝手に終わる」なんて、夢じゃなかった

正直に言おう。 毎月訪れるあの**「Excel地獄」**に、僕はずっとうんざりしていた。

  • 毎月の集計作業、気づけば3〜4時間もPCに張り付いている。
  • 前任者が作った古いExcelマクロ、ちょっと触るとすぐ壊れて誰も直せない…
  • VBAの分厚い参考書を買ったけど、難しすぎて初日で挫折した…
  • なんで僕が? いつからか“Excel作業の担当者”にされている…

もし、一つでも「僕のことだ!」と思ったなら、この記事は、まさにあなたのために書いた。

今はもう、あの地獄のようなVBA(Visual Basic for Applications)を必死に勉強する必要はない。
断言する。VBAは「自分で書くもの」から「AIに作らせるもの」へと、完全に進化した。

想像してほしい。AIに「この作業を自動化して」とたった一言依頼するだけで、彼はマクロを自動で設計し、コードを書き、修正し、さらには「もっと良くする方法があります」と改良案まで提案してくるのだ。

そして、AIが生み出したマクロは、RPA(Robotic Process Automation)という「自動でPCを操作するロボット」と組み合わせることで、人間が触らなくても毎日勝手に動き出す「不死身の仕事」に変わる。

僕たちは今、人類が最も嫌う**「退屈な繰り返し作業」**から、完全に解放される瞬間に立ち会っている。


AIをもっと深く理解したい方は、こちらの記事もおすすめだ:

AIとは何か?初心者向け入門ガイド

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第1章:Excel地獄はどこまでAIが救ってくれるのか?

「じゃあ、結局どこまでAIで自動化できるんだ?」
きっとそう思っているだろう。

結論から言えば、Excelでやっている仕事の「ほとんど全て」だ。

なぜなら、AIが得意なのは「繰り返し作業」「形式が決まっている作業」「明確な判断ルールがある作業」だからだ。これ、Excelで僕たちがやっていることそのものじゃないか。

AIとExcelが融合すると、こんな夢みたいなことが現実に起こる。

  • 毎月の売上集計、月次レポートが自動でPCの中に生成されている朝。
  • バラバラのCSVやPDFから必要なデータだけをAIが賢く抽出・整形。
  • 気づいたら報告資料や見積書が自動生成されていて、あとは確認するだけ。
  • 社員別や部署別の複雑なデータも、一瞬で整理・分析。
  • GoogleフォームやChatGPTに入力されたデータが、自動でExcelに流れ込む。
  • 指定の時間にマクロが起動し、RPAが自動でメールまで送ってくれる。

僕たちが「こんなのAIでできたらな」と夢見ていたことは、もうすべて現実になっている。問題は、僕たちがその「現実」に気づいていないことだけだ。

Excelの基礎やブログ運営にAIを使うなら、こちらも参考になるぞ:

AIブログの書き方|初心者でも実践できる

Excelの公式サイトはこちら。意外と知らない機能もあるから、たまには見ておくといい:
Microsoft Excel公式サイト

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SEOにも強いAIライティングなら【Value AI Writer byGMO】

第2章:AIはエスパーじゃない。僕らが「設計図」を描く理由

「よし、AIにマクロ作らせてみよう!」と意気込んで、いきなり
**「Excelマクロ作って」**とAIに聞いてしまう人が、あまりにも多い。

だが、残念。それではうまくいかない。
AIは確かに“優秀なプログラマー”だが、エスパー(超能力者)ではないのだ。

僕たちがすべきことは、AIに「何を」「どんな形式で」「どこまで自動化したいか」を具体的に伝えること。まるで、建築士が設計図を描くように、AIに**「作業の設計図」**を渡してやるんだ。

つまり、AIマクロは「設計 → 生成 → 修正」の3ステップで作るのが、一番の近道だ。

 AIに伝えるべき4つの「設計図」

① 作業の「目的」を伝える: → 何のためのマクロなのか?(例:月次報告の効率化、データ品質の向上)

② 「入力データ」の形式を伝える: → どこからデータが来るのか?(例:CSVファイル、別のExcelブック、手入力) → どんなデータが含まれているか?(例:日付、店舗名、金額、文字コード)

③ 「出力結果・ファイル形式」を伝える: → 最終的に何が欲しいのか?(例:PDFレポート、整形されたExcelファイル) → どこに保存するのか?(例:特定のフォルダ、OneDrive)

④ 「自動化のタイミング」を伝える: → いつ実行したいのか?(例:手動でボタンを押す、毎日8時、毎週金曜日) 

この4つの設計図をAIに伝えるだけで、彼らは驚くほど精度の高いVBAマクロを生成してくれる。これは魔法じゃない。僕たちがAIとの「対話」を設計しているんだ。


AIへの依頼文、つまり「プロンプト」の作り方をもっと深く学ぶなら、こちらの記事もおすすめだ:

ChatGPTプロンプト完全ガイド

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ココナラ|AI相談・マクロ自動化・業務効率化の依頼も可能

AIによるプロンプト設計の公式ドキュメントはこちら。英語だけど、AI翻訳を使えば読めるはずだ:

OpenAI Prompting Guide(公式)


第3章:【実例付き】AIにVBAコードを「書かせる」具体的なプロンプト術

さあ、いよいよ実践だ。
AIにマクロを書いてもらうためのプロンプトは、実はシンプルだ。
「業務内容を説明 → 入出力形式を伝える → 必要な処理を列挙」
この3ステップを意識するだけで、AIは完璧なVBAを生成してくれる。

実際に僕が使っている質問例を、そのままコピペできるように掲載する👇

 【コピペで使えるAIプロンプト例】

あなたはExcel VBAのプロです。 以下の業務を自動化するマクロを作成してください。 私が求めているのは、完璧に動作するVBAコードです。

【このマクロの目的】 日次の売上CSVを集計し、部門別にExcelファイルへ自動書き出し、月次レポートを生成する。

【入力ファイルの詳細】 ・フォルダ「C:\SalesData」内に毎日「sales_YYYYMMDD.csv」という形式で格納される。 ・CSVファイルはUTF-8形式でエンコードされている。 ・データの内容は、「日付」「店舗名」「部門」「金額」の4列。

【処理内容の詳細】 ① 指定フォルダ内の全てのCSVファイルを読み込む。 ② 各CSVファイルをExcelシートとして開き、データを抽出する。 ③ 抽出したデータを基に、部門別に「合計金額」「平均金額」「取引件数」を集計する。 ④ 集計結果を新しいExcelブックに出力する。部門ごとにシートを分割して出力すること。 ⑤ 各部門シートに、合計金額の降順でソートを適用する。 ⑥ 処理が完了したら、元のCSVファイルを「C:\SalesData\Processed」フォルダへ移動させる。 ⑦ 処理中にエラーが発生した場合は、具体的なエラーメッセージと、どのファイルで発生したかを表示するメッセージボックスを出す。

【出力ファイルの詳細】 ・「sales_report_YYYYMM.xlsx」というファイル名で出力する。 ・保存場所は「C:\SalesReports」フォルダ。 ・出力されるExcelファイルには、日付と部門がわかるようにヘッダーを付けてください。 

たったこれだけで、AIは100行を超える、コメント付きのVBAコードを自動生成してくれる。しかも、そのコードはほとんどの場合、一発で動く。 さらに、修正点や改善点を依頼すれば、彼は秒速で対応してくれるんだ。これが、僕たちが求めていた「優秀な部下」の姿じゃないか?


AIによる業務テンプレートの考え方は、こちらの記事でも解説している。プロンプト作成の応用術だ:

ChatGPTプロジェクト機能の使い方と業務活用

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AIによるコード生成に関する公式比較はこちら。GoogleのGeminiもすごいぞ:

Gemini API (Google公式)


第4章:動かないマクロはゴミじゃない!AIで爆速修正&高速化

AIの真の強みは、実は**「既存のマクロを修正・高速化・可読性改善」**できることにある。
僕たちが何時間もかけて悩んでいた、あの古くて遅い、動かないVBAコードも、AIに言わせれば数秒でレビューが完了するんだ。

AIに修正を依頼するときのプロンプトは、まるで優秀な部下に指示を出すようだ👇

 【AIへの修正依頼プロンプト例】

以下のVBAマクロは現在動作していますが、いくつか問題があります。 ・処理が全体的に遅く、数分かかってしまいます。 ・他の人が読んでも理解しづらく、コメントも不足しています。 ・特定の状況で予期せぬエラーが発生することがあります。

このマクロを以下の点に基づいて改善してください。

処理速度の最大化: 最も効率的な記述方法に修正し、高速化を図ってください。

可読性の向上: 適切なコメントを追加し、インデントや変数名を整理して、誰でも読めるコードにしてください。

エラー処理の強化: 想定されるエラー(例:ファイルが見つからない、シートが存在しない)に対し、適切なエラーハンドリングを追加してください。

以下に現在のマクロコードを貼り付けます。 (ここに、修正したいVBAコードを貼り付ける) 

これだけでAIは👇のような劇的な改良を施してくれる。

  • 処理速度を2倍〜5倍に高速化(不要なループの最適化、画面更新の停止など)
  • コードの各行にコメントを追加し、読みやすく整形。
  • 予期せぬエラーに備え、例外処理(On Errorステートメント)を追加。
  • コードを関数やモジュールに分割して、将来のメンテナンスがしやすいように整理。

数時間かけても分からなかったバグの原因を、AIは一瞬で見つけてくれる。まるで自分の脳の拡張機能だ。この体験は、一度味わったら元には戻れない。


VBAの高速化やプロンプト構築に特化した内容は、こちらの記事でも詳しく解説している。AI時代の「思考法」だ:

ChatGPTプロンプト開発完全ガイド

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ConoHa AI Canvas|AIで資料・提案書・マニュアル作成が簡単に

AI補助による高速化コードの参考になるMicrosoft VBAの公式ドキュメントだ。いざという時に読めるようにしておこう:
Microsoft VBA公式ドキュメント

第5章:Excelを触るな!AI × RPAで「人がいらないワークフロー」を作る

AIで作ったExcelマクロは、確かにボタン一つで動く。それはすごい。

だが、考えてみてほしい。「人が操作しないと動かない」という課題が、まだ残っているじゃないか。
朝、出社してPCを起動し、「よし、マクロ実行!」とボタンを押す。それはまだ**「半自動化」**に過ぎない。

僕たちが目指すべきは、「人が触らなくても毎日勝手に仕事が終わる」完全自動ワークフローだ。
そこで登場するのが、RPA(Robotic Process Automation)。これは、PC上のマウスやキーボード操作を自動で実行してくれる「デジタル労働者」だ。

つまり、AIで作ったマクロとRPAを組み合わせれば、以下のような夢のワークフローが実現できる👇

  1. トリガー(起動):毎朝8時にPower Automate(RPAツール)が自動起動。
  2. データ収集:RPAがメールサーバーから添付ファイル(最新CSV)を取得し、所定のフォルダへ移動。
  3. 知能の実行:RPAがExcelファイルを開き、AIが生成したマクロを自動で実行。
  4. レポート作成:マクロが集計を完了し、PDFレポートを作成 → OneDriveなどのクラウドストレージに保存。
  5. 共有:RPAが、TeamsやSlackに「今日のレポートが完了しました」と自動投稿し、関係者にメールを送信。
  6. 同時にExcelは、翌日の処理をRPAに予約して、静かに眠りにつく。

このレベルまで来ると、もはやExcelの作業は僕たちの視界から**「消滅」**する。僕たちは、より価値の高い「考える仕事」に時間を使えるようになるんだ。


RPAとExcel連携で最も手軽に始められるのが、これだ。Microsoft製だから信頼性も高いし、一部機能は無料で使える:

Microsoft Power Automate Desktop(公式リンク)

さらに、RPA連携に関する詳しい実例は、こちらの記事も参考になるぞ。Geminiの最新機能も紹介している:

Gemini Canvasの使い方と活用方法

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第6章:コピペで即戦力!実務で使えるAIマクロ自動化テンプレ集

ここからは、僕が実際にAIに作らせて、業務でガンガン使っている**「実務レベルのマクロテンプレ」**を紹介しよう。
これらのプロンプトは、そのままコピペでAIに投げられる形式になっている。あとは、あなたの具体的な業務に合わせて微調整するだけだ。

① 毎月の売上データ自動集計&レポート出力【残業ゼロ達成マクロ】

 **【目的】**日次売上CSVから月次レポートをExcelに自動生成し、関係者に共有する。 【入力ファイル】「C:\SalesData\Daily」フォルダ内の「sales_日付.csv」。 【処理内容】 ・フォルダ内の全てのCSVファイルを読み込み、結合する。 ・結合データを部門別(例:営業部、マーケティング部)に集計する(合計金額、平均金額、取引件数)。 ・集計結果を新しいExcelファイルに出力し、部門ごとにシートを分割して表示する。 ・各部門シートには、売上合計が高い順にソートを適用する。 ・最後に、集計結果を基にシンプルな棒グラフを自動生成し、レポートシートに埋め込む。 【出力形式】「C:\SalesReports\月次_sales_report_年月.pdf」としてPDF出力し、同時にExcelファイルも保存する。 

② PDF見積書のExcel変換&必要項目自動抽出【手入力消滅マクロ】

 **【目的】**送られてくるPDF形式の見積書から必要な情報を抽出し、Excelデータとして一元管理する。 【入力ファイル】「C:\Estimates\New」フォルダ内のPDFファイル(複数)。 【処理内容】 ・各PDFファイルから「工事名」「依頼日」「合計金額」「担当者名」をAI OCR技術で読み取る。 ・読み取ったデータを、新しいExcelシートの指定された列に書き出す。 ・データの重複がないかチェックし、重複があれば警告を表示する。 ・処理済みのPDFファイルは「C:\Estimates\Processed」フォルダへ移動させる。 【出力形式】「C:\Estimates\estimate_data.xlsx」に情報を追加していく形式。 

③ フォルダ内のCSVを全部結合して自動整形【データ入力ストレスゼロマクロ】

 **【目的】**異なる形式で格納された複数CSVファイルを一括で1つに結合し、分析しやすいように整形する。 【入力ファイル】「C:\RawData」フォルダ内のすべてのCSVファイル。 【処理内容】 ・フォルダ内のCSVファイルをすべて読み込み、単一のExcelシートに縦方向に結合する。 ・結合後、「備考」や「テストデータ」といった不要な列を自動で削除する。 ・日付列の表示形式を「YYYY/MM/DD」に統一する。 ・空白セルがあれば「N/A」に置換する。 【出力形式】「C:\CleanedData\merged_cleaned_data.xlsx」として保存。 

④ Excelの大量画像を圧縮&最適サイズに変換【ファイル軽量化マクロ】

 **【目的】**Excelファイルに大量に埋め込まれた画像を自動圧縮し、ファイルサイズを軽量化する。 **【入力ファイル】**現在開いているExcelファイル。 【処理内容】 ・ファイル内の全ての画像オブジェクトを検出する。 ・検出した画像を、品質を損なわない範囲で自動的に圧縮し、ファイルサイズを削減する(例:元のサイズの50%)。 ・画像がシート外にはみ出している場合は、セル内に収まるように自動調整する。 ・処理完了後、元のファイルはバックアップとして別名保存し、圧縮版を上書き保存する。 **【出力】**処理後の軽量化されたExcelファイル。 

どうだ? これが「AIを使いこなす」ということだ。もはやVBAの文法を覚える必要はない。「何をしたいか」を明確に伝えれば、AIは期待以上の働きをしてくれる。


AIで作るテンプレート系マクロをさらに学びたいなら、画像生成AIのプロンプトガイドも参考になる。AIへの「指示の出し方」という本質は同じだからだ:

画像生成AIのプロンプト完全ガイド

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第7章:VBAエラーはもう怖くない!AIによるトラブル解決完全ガイド

「でも、AIに作らせたマクロがエラーになったらどうするんだ?」

その心配はごもっともだ。しかし、これこそAIが最も得意とする分野の一つだ。 VBAでよく遭遇する、あの悪名高いエラーたちも、AIを使えば簡単に解決できる。

特に、以下のようなExcel VBAの**「あるあるトラブル」**は、AIに聞けば一発解決だ👇

  • 実行時エラー ‘1004’(範囲指定ミス): 「RangeクラスのSelectメソッドが失敗しました」― 範囲指定ミスやシートの非選択が原因であることが多いが、AIは的確に修正してくれる。
  • Type mismatch(型が合わない): 文字列と数字の混在によるエラー。AIはデータ型(Integer, String, Dateなど)を自動判別し、正しい変換コードを提示してくれる。
  • ファイルパスの参照エラー: 自分のPCでは動くが、他のPCで動かない問題。AIはThisWorkbook.Pathのような環境依存しない記述に修正してくれる。
  • 論理エラー: エラーは出ないが、結果が間違っている。AIはコードをステップ実行するように読み込み、論理のミスを指摘してくれる。

AIに以下のように聞くだけで原因特定→修正案まで提案してくれます👇

 【AIへのエラー解決依頼プロンプト例】

以下のVBAコードが、「実行時エラー '9':インデックスが有効範囲にありません」というエラーで停止します。 原因を特定し、修正後のコードを教えてください。

特に知りたいこと:

エラーの原因と、そのエラーが示している具体的な問題(例:存在しないシート名を参照している)。

エラーが発生してもプログラムが中断しないよう、例外処理(On Error Resume Next)を追加した修正版コード。

以下がエラーの出るVBAコードです。 (エラーが発生するVBAコード全体を貼り付ける) 

このプロンプトを使うと、AIは**「エラーの原因」と「エラー対処後の修正版」**をセットで返してくれる。僕たちはもう、赤い文字のエラーメッセージを前に頭を抱える必要はないんだ。


第8章:AI × RPAで“人が触らない仕事”を作る【究極の自動化】

AIでマクロを作るだけでは、まだ「半自動化」にすぎないと、第5章で語った。 真の自動化とは、人がPCに触らなくても、仕事が勝手に終わる仕組みを作ることだ。

AIとExcelマクロは「処理の知能」を提供してくれるが、その「実行力」と「スケジュール管理」を担うのが、RPA(Robotic Process Automation)だ。

それを実現するのが、Excel+AI+RPA+クラウド自動化の組み合わせ💡

📌 実際の自動化ワークフロー例(あなたの新しい働き方)

あなたのPCの中で、以下のような「デジタル労働者」が誕生する。

  1. トリガー(起動):毎朝8時にPower Automate(RPAツール)が自動起動。
  2. データ収集:RPAがメールサーバーから添付ファイル(最新CSV)を取得し、所定のフォルダへ移動。
  3. 知能の実行:RPAがExcelファイルを開き、AIが生成したマクロを自動で実行。
  4. レポート作成:マクロが集計を完了し、PDFレポートを作成 → OneDriveなどのクラウドストレージに保存。
  5. 共有:RPAが、TeamsやSlackに「今日のレポートが完了しました」と自動投稿し、関係者にメールを送信。

このサイクルが完成すれば、あなたは出社した瞬間から「最新のレポートが確認できる」状態になる。集計にかかる3時間の残業は、あなたの人生から消滅する。

本格的に業務自動化RPAを学ぶなら、

Power Automate Desktop(Microsoft公式)

は最も実践的で無料で使えるため、今すぐダウンロードすることをおすすめする。


第9章:【厳選】VBAマクロ自動生成に使いたいAIツール一覧

最後に、本記事の総まとめとして、AIでExcelマクロを作る・修正する・業務自動化する際に使える主要AIツールを、目的別に僕の個人的な評価と合わせて整理しよう。

🔹 マクロ生成・修正に圧倒的に強いAI(プログラマー代行)

ツール名強み特徴
ChatGPT (GPT-4/GPT-4o)圧倒的な知名度と汎用性。VBA生成精度が高い。多くのユーザーが使い慣れており、日本語の質問理解度が高い。まずはこれを使うべき。
Claude 3 (Opus)長文の処理と論理的な思考力。エラー解決の解説が丁寧。複雑な業務要件(プロンプト)を理解し、破綻の少ないコードを生成する傾向がある。
Gemini AdvancedGoogle Workspaceとの連携力。将来的にExcelの直接操作に期待。大規模なデータ処理や、Gmail、Driveの内容を踏まえたVBA生成に強みを発揮する。
Copilot ProMicrosoft製品との連携。Excel内で直接AIがマクロ操作を補助。Excelの操作画面内でAIを起動できるため、コピペの手間がない点が最強のメリット。

🔹 マクロ設計・仕様書作成に強いAI(設計士代行)

ツール名強み特徴
Notion AI業務フローの整理、ドキュメント生成。マクロを依頼する前の「仕様書」や「目的定義」を素早く作成できる。
ConoHa AI Canvas資料作成特化。マクロ導入の稟議書や提案書作成に使える。AIで自動化するメリットを図解や提案書形式に落とし込む作業を効率化。
Catchy業務のアイデア出し、キャッチコピー生成。「どんな業務を自動化できるか」のリストアップや、マクロの名称決定に役立つ。

🔹 RPA自動実行ツール(労働者代行)

ツール名強み特徴
Power Automate DesktopExcelとの連携性、Microsoft製品との親和性。Windowsユーザーなら無料で使え、AIが生成したVBAを自動実行させる仕組みを簡単に構築できる。
UiPath大企業向け、高い柔軟性と堅牢性。高度な自動化プロジェクトや、大規模なシステム連携を伴う場合に選択肢となる。

🔹 社内共有・ドキュメント整備

  • Notion
  • Google Workspace
  • OneDrive×Excelクラウド


最終章:AIが僕たちにくれた「時間」という名の贈り物

Excelマクロは、これまで一部の「知識がある人」しか作れない、魔法のような技術だった。そして、その知識がない人は、ひたすら手作業に追われていた。

しかし、今は違う。誰でもAIに依頼するだけで、VBAマクロが作れる時代になった。

そして、AIは単に「コードを書くだけ」でなく、僕たちの業務全体をサポートする存在へと進化した。

業務設計 → マクロ生成 → 自動化 → 効率化 → 改善提案

これらすべてをAIが一貫してサポートできるようになった今、Excelの仕事は完全にパラダイムシフトした。

「自分で作業する」から「AIに任せて管理する」へ。

あなたがAIと協働することで、仕事のスピードは文字通り10倍以上になる。「作業に追われる働き方」から完全に解放されるんだ。

そして、その解放によって生まれた**「時間」**こそが、AIが僕たちにくれた最大の贈り物だ。

生まれた時間で、私たちは新しい価値を作る、戦略を練る、チームのコミュニケーションを改善するといった、人間にしかできない、本当に大切な仕事に集中できる。

この記事を読み終えたあなたは、もうVBA地獄に戻る必要はない。

あとは、AIに毎日のExcel業務を任せてみるだけだ。

さあ、AIを起動しよう。あなたのデジタル労働者は、あなたの指示を待っている。


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🎯 本記事のまとめ

  • AIに依頼するだけでExcelマクロ(VBA)が自動生成できる。
  • AIを最大限活用するには、VBA知識ではなく**「設計力(プロンプト)」**が最も重要。
  • 動かないマクロの修正・高速化・整理もAIが秒速で対応可能。
  • RPAと組み合わせれば「人が触らない完全自動化された仕事」が作れる。
  • 今後の仕事は「AIと協働」する人が圧倒的に有利になり、時間という名の富を得る。