最近、「AIが絵を描いてくれるらしいよ」と耳にしたことはありませんか?SNSで話題の画像、もしかしたらAIが作ったものかもしれません。今回は「画像生成AI」って何?という疑問に、専門用語をなるべく使わず、日常的な目線からお答えしていきます。
画像生成AIって、何をするの?
簡単に言えば、「言葉で伝えたイメージを、AIが絵にしてくれる」技術です。
たとえば、
宇宙服を着た猫が、月を歩いている絵を見たい
と入力すると、数秒後には本当にそれらしい画像が現れます。イラスト風もリアル風も、思いのまま。まるで頭の中をのぞいて描いてくれる画家がいるような感覚です。
参考リンク:
AIはどうやって絵を描いているの?
AIの仕組みをざっくり説明すると:
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入力されたテキストを、AIが数値化(言葉の意味を数字で表す)
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その数値をもとに、過去に学んだ何百万枚という画像を参考にしながら「こういう感じかな?」と考える
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最後に、それを1枚の絵として出力する
これを支えるのが「ディープラーニング」という技術で、人間の脳のような構造を模した仕組みが使われています。
人気の画像生成AIツール3選
DALL·E 3(ダリ)|OpenAI
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リアルもアートも得意。幅広く使える万能型。
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日本語にもそこそこ強い。
Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)
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無料&オープンソース。自分のPCで動かすことも可能。
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カスタマイズ性が高く、玄人にも人気。
Midjourney(ミッドジャーニー)
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アーティスティックな画像が強み。幻想的な世界観が人気。
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Discordというチャットツールで利用。
どんな場面で使われてるの?
意外と身近なところで使われています。
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ゲーム業界:キャラクターや背景のアイデア出しに
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広告・Webデザイン:商品バナーやアイキャッチ画像をスピーディに作成
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建築・不動産:完成イメージの視覚化
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教育:イラストや資料用図解を時短で作成
思いついたアイデアをすぐビジュアルにできるのが、最大の魅力です。
難しそう…自分でも使える?
安心してください。最近のツールは初心者向けにどんどん使いやすくなっています。
ノーコードで使えるもの:
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Bing Image Creator(無料)
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CanvaのAI画像生成(テンプレートと一緒に使える)
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Runway ML(動画も扱えるオールインワン)
少し本格的にやりたい人向け:
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Google ColabでStable Diffusionを動かしてみる
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Hugging FaceのSpacesでブラウザからAIを試す
実際に触ってみよう
たとえばBing Image Creatorでは、以下のように入力するだけで画像が出てきます:
「秋の紅葉の中を歩く柴犬、絵画風」
ほんの数秒で、それっぽい画像が生成されるはずです。手間いらず、しかも無料。ちょっとした空き時間でも試せます。
まとめ:AIと一緒に絵を描こう
「絵が描けないから…」とあきらめていた人でも、今ならAIの力を借りて、思い描いた世界を形にできます。
ブログのアイキャッチに、SNSの投稿画像に、仕事の企画資料に――使い道は無限大。ちょっとしたきっかけから、あなたのアイデアが新しいクリエイティブに変わるかもしれません。