【2025年最新】北海道クロマグロ釣果速報|プレジャーボートで狙うナブラ撃ち完全解説!

はじめに|北海道の海で“黒いダイヤ”を狙え!
本マグロ、通称「クロマグロ」。
その引き、スピード、サイズ、そして価値。
すべてが“別格”のターゲットとして、釣り人たちの夢を背負っています。
特に北海道は、太平洋と日本海という二つの海流が交差し、ベイト(小魚)が豊富なため、クロマグロの好回遊ルートとして知られています。
しかも近年、遊漁船だけでなく、プレジャーボート(自家用ボート)でのクロマグロ釣行がブーム化しています。
このブログでは、プレジャーボートを駆使して北海道でクロマグロを狙うための
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エリア別の時期と傾向
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タックル・ルアーの選び方
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出航時の注意点
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法律・ルール・マナー
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チャーター船の活用術
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実際の釣果事例・体験談
などを初心者にもわかりやすく解説します。
第1章|北海道でクロマグロが釣れる時期とポイント
◆ 回遊時期の傾向
北海道の海域でクロマグロを狙えるのは、概ね6月下旬~10月上旬です。
ただし海域によって回遊のタイミングや釣れるサイズが異なります。
海域 | 時期 | 特徴 |
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松前・江差沖 | 6〜9月 | 早期から大型が狙える |
積丹・岩内沖 | 7〜9月 | ベイト豊富でナブラ発生多 |
羅臼〜根室沖 | 8〜10月 | 遅めに始まるが群れが濃い |
石狩・小樽沖 | 近年は7〜9月 | 新しいホットスポットに成長中 |
◆ おすすめの釣り場
■ 松前沖
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北海道でも有数のクロマグロ実績エリア。
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沖合20〜30kmでのナブラ打ちが基本。
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プレジャーなら出港地は福島漁港や松前港が便利。
■ 積丹半島
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日本海側でも特に人気。神威岬沖〜美国沖は鉄板。
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ベイト(イワシ・サンマ)が豊富でルアーへの反応がいい。
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小樽・余市からも出港できるためアクセス良好。
■ 羅臼沖
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クロマグロの東の楽園。サイズも大きい。
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ただし流れが速く、経験者・装備が充実していないと危険。
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観光とセットで行く人も多い。
第2章|プレジャーボート釣行の魅力と難しさ
◆ 魅力ポイント
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自由なポイント選定
→ 船長自身がポイントを選べるため、柔軟な釣りができる。 -
仲間内でワイワイ楽しめる
→ 乗合船と違い、自分たちのペースで行動できる。 -
本気で狙える環境
→ 装備やタックルを自分たち仕様に最適化できる。
◆ 難しさとリスク
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海の急変
→ 日本海・太平洋ともに天候変化が激しい。特に風とウネリに注意。 -
航行ルール・安全装備の不備
→ レーダー、GPS、無線、AISの装備は命に直結。装備不十分な船出航NG。 -
漁業者とのトラブル
→ 定置網や漁具への接近・接触は絶対にNG。トラブル多発中。 -
資源保護と法的規制
→ 釣っていい魚・ダメな魚を知らずに“違法漁”になってしまうケースも。
第3章|チャーター船活用術とトレーラー船運用法
◆ チャーター船のメリット
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船長がその海域に精通しているため、回遊パターンや危険海域を熟知。
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ガイド付きで安全に釣行可能。
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トイレ・キャビン完備の快適な船も多く、ファミリーにも◎。
北海道のおすすめチャーター船
船名 | 出港地 | 備考 |
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黒潮丸 | 松前 | クロマグロ実績豊富。PE8対応 |
第八恵比寿丸 | 小樽 | プレジャー感覚で貸切可能 |
羅臼マリン | 羅臼 | クロマグロと同時にクジラウォッチングも人気 |
◆ トレーラーボートでの遠征
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自前のボートをトレーラーで牽引し、現地港で下ろすスタイル。
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船のメンテや牽引免許が必要だが、コスト面では非常に有利。
第4章|おすすめタックル・ルアーセレクト「PR含む」
◆ キャスティングタックル
◆ ルアーの選び方
第5章|クロマグロ釣りのマナー・法規・資源保護|知らなかったじゃ済まないルール
釣り人の責任”が問われる時代に
クロマグロは「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級魚。
その希少性や価格の高騰により、資源管理の重要性が国際レベルで問われている魚種です。
かつてのように「釣れたらラッキー」で済まされない時代。
プレジャーボートでの遊漁であっても、明確なルールとマナーが存在します。
本章では、水産庁や各漁業調整規則によるクロマグロ資源保護策を中心に、実際の釣行で気をつけるべきポイントを詳しく解説します。
◆ 日本のクロマグロ規制の背景
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クロマグロは**絶滅危惧種(IUCNレッドリスト)**に指定されたことがある
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国際機関(WCPFC)による漁獲制限が発動
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日本でも2015年から「資源管理措置」が本格化
◆ 2025年現在の主なルール(プレジャーボート含む)
✅ 1. 採捕制限(サイズ・尾数)
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小型魚(30kg未満)・大型魚(30kg以上)で規制が異なる
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2025年現在、1人あたり年間〇尾(地域による)までの制限あり
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地域により「小型は全面リリース」などのルールも存在
➡ 最新情報は以下で要確認:
🔗 水産庁|クロマグロ資源管理制度(公式)
✅ 2. 報告義務・届け出制度
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一部地域では「釣れたら報告義務あり」
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釣果を自治体や漁協に報告しなければ違反行為と見なされるケースも
✅ 3. 遊漁船・プレジャーボートの差
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商業漁業者でなくても同じ資源を扱う以上、ルールは共通
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“個人だからOK”は通用しない
◆ よくある勘違い・違反例(実話ベース)
❌「知らなかったからOKですよね?」
→ NG。知らなかった=免責される時代ではない。
❌「プレジャーボートだから漁業者扱いされない」
→ NG。遊漁であっても資源保護法の対象になる。
❌「30kg未満なら全部リリースすれば問題なし」
→ 地域によっては30kg未満が**全く釣ってはならない(キャッチ禁止)**場合も。
❌「釣れた瞬間だけ写真撮ってSNSにアップ」
→ 実はこれも要注意。尾数制限を無視した投稿は“証拠”になってしまう。
◆ 守ってほしい5つのマナー
1. ランディング後の扱いに気をつける
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船上に上げてから「しばらく放置」はNG
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フックオフ後はすぐに締めるか、活かすか、リリースかを判断
2. ナブラで複数船が交錯しないよう配慮
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クロマグロは警戒心が強く、プレッシャーがかかるとすぐ沈む
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他船が先にアプローチ中は譲る姿勢を
3. 大声・騒音を避ける
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特に積丹・松前のような観光地では周囲の漁師や観光業者にも配慮
4. 釣果が出たら“早上がり”を検討する
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「まだ釣れるから!」ではなく、資源保護のための勇気ある判断を
5. 船の排水・ゴミ処理は完全に自己管理
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海に捨てるのはマナー違反どころか海洋汚染行為
◆ クロマグロリリースの適正方法
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水面での船縁リリースが理想(可能ならルアーだけ外す)
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どうしてもフックが深ければラインカットでOK
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捕獲してしまった場合は、即座にサイズ計測と締め処理を行い、報告義務がある地域では即報告を
◆ 今後さらに強化される可能性のある制度
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AI・ドローンを活用した監視強化(すでに一部港で試験運用中)
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ライセンス制度の導入(遊漁証明など)
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クロマグロ専用の「キャッチ&リリース証明書」発行制度
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漁港での釣果登録・検査所設置
◆ クロマグロ釣りは“資源と共に育てる文化”
釣りは「自然との対話」であり、「命をいただく営み」でもあります。
自分だけが楽しめればいい時代はもう終わりました。
次の世代の釣り人たちのために、今を生きる私たちが守るべきルールと誇りがあります。
第6章|おすすめ装備と釣行準備チェックリスト
◆ プレジャーボート装備
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GPS魚探
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レーダー
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フロート付きランディングギャフ
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ライフジャケット(自動膨張式)
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海水ポンプ(クーラー氷用)
◆ 個人装備
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偏光グラス
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ラッシュガード・防水ウェア
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タックルベスト
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替えスプール
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保冷BOX&氷大量(釣れたとき用)
第7章|実際の体験談と釣果事例(2023〜2024)
■ 積丹半島沖 2023年8月
50kgクラスのクロマグロをナブラ撃ちでGET!
ベイトはイワシ、小潮の日の朝マヅメがヒットタイムだった。
■ 松前沖 2024年7月
トレーラー船で出航。12時間追いかけ回して夕方に84kgをキャッチ!
2本のロッドを折られてからの1本。まさに“夢の1尾”。
第8章|初心者が陥りやすい5つの失敗と対策
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船酔い対策が甘い
→ 酔い止めは前日夜と朝の2回 -
ナブラ撃ちに焦りすぎる
→ 冷静にアプローチしないと魚が散る -
ルアーサイズミス
→ ベイトサイズに合わせたマッチ・ザ・ベイトが重要 -
ドラグ設定が強すぎる
→ ファイト中にフックアウトの原因 -
写真撮影に夢中で魚を弱らせる
→ 短時間での撮影&リリース意識を
第9章|クロマグロ釣りにおける“ナブラ撃ち”とは?戦略・装備・テクニック完全解説
◆ ナブラとは何か?
「ナブラ」とは、海面に小魚(ベイト)が逃げ惑う様子のこと。
下からフィッシュイーター(例:クロマグロ、ブリ、シイラなど)が襲いかかっている状態です。
海面には以下のような変化が現れます:
- 水面が“ざわつく”ように波立つ
- イワシやサンマなどの小魚が飛び跳ねる
- 時にはクロマグロの背びれやテールが水面に出る
- カモメなど海鳥が急降下して騒ぐ
このナブラを狙ってキャスティングでルアーを投げ込む釣法が「ナブラ撃ち(ナブラ打ち)」です。
◆ なぜ“ナブラ撃ち”が有効なのか?
- クロマグロが捕食スイッチONになっている状態
- ルアーへの反応が爆発的に良くなる
- うまくヒットすれば短時間で数本も狙える
- トップウォーターの水面炸裂シーンは圧巻!
◆ ナブラ撃ち成功のための戦略とコツ
1. 距離を保って接近
- 焦って突っ込むのはNG
- エンジン音・波音でナブラが沈む
- ナブラの風下側からそっと近づく
2. 「ナブラの種類」を見極める
種類 | 特徴 |
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広がり型ナブラ | 広範囲にベイトが散っている。活性中 |
点状ナブラ | 一点でピンポイントに小魚が跳ねている |
沈みかけナブラ | 数十秒以内に消える。素早いキャストが必須 |
→ 観察力と冷静さがカギ!
3. 一発勝負の“着水位置”
- ナブラの中心ではなくやや外側へ投げて、ナチュラルに泳がせる
- 直撃すると魚が散るリスクあり
◆ ナブラ撃ち用ルアーの選び方
◎ 基本ルール:「ベイトサイズに合わせる」
ベイト(小魚)例 | 推奨ルアーサイズ |
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イワシ | 15〜20cm |
サンマ | 18〜23cm |
トウゴロウイワシ | 12〜15cm |
◎ 使いたいルアータイプ「PR含む」
- ダイビングペンシル(例:ラピード、ブルーフィッシュ)
→ スプラッシュしながら潜る動きでベイトを演出 - ポッパー(例:ダックダイブ)
→ バシュッ!と水面炸裂音で興奮させる - スリムミノー(例:オシアロケットダイブ)
→ ベイトが細長い場合に有効
◆ ナブラ撃ちのときのキャストとアクションのコツ
■ キャスト時
- フルキャストで100m超の飛距離が必要な場面もある
- ロッドは長め(8ft〜8.5ft)、PE6〜8で遠投性を確保
- 向かい風のときは沈むルアー(シンペン)も有効
■ アクション時
- ナブラの状況に応じて変化をつける
状況 | アクション方法 |
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ベイトが速く逃げる | リトリーブ速め+ロッドでダート |
ベイトが落ち着いてる | スローリトリーブ+ジャーク |
クロマグロが追尾だけ | 食わせの“ポーズ(止める)”が有効 |
◆ ナブラ撃ちにおけるマナーとトラブル回避
- ナブラ独占NG!
→ 他船が近づいてきても譲り合い精神を持つ - ヒット中に他船が接近=危険
→ ファイト中は手を上げて“アピール” - キャストの際は同乗者の後方確認を必ず!
→ 大型ルアーは凶器です - クーラー満タンなら早上がりも英断
→ 「釣るほどエラい」ではなく「守る釣り人」へ
まとめ|ナブラ撃ちは“究極のゲーム性”。でも焦らず、冷静に。
ナブラ撃ちは、見て、近づき、投げて、かける。
その一瞬の判断で釣果が決まる、まさに釣りの総合格闘技です。
特にプレジャーボートでは、船の操作・風向き・潮流・鳥の動きすべてを自分で判断する必要があります。
焦りは禁物。冷静に観察し、仲間と協力し、1本の価値を味わってください。